高度先進医療に携わるメリット

最先端のハイテク技術を用いた高度先進医療に興味を持っている看護師は少なくありません。先進医療といえばがん治療のイメージがありますが、子宮腺筋症やアルツハイマーの遺伝子診断など、さまざまな病気の治療に高度先進医療の技術が活かされています。高度先進医療により、多くの患者の命が救われているのです。

高度先進医療を実施している病院はそれほど多くありません。特定機能病院として国から認められた病院のみ、先進医療を提供できるのです。看護師として高度先進医療に携わるためには、高度な技術力と先進治療の最先端医療機器を備えた病院に勤務する必要があるでしょう。多くの場合は大学病院であり、がんセンターなども含まれます。

通常、高度先進医療を実施している病院には医師が大勢勤務しており、通常の病棟では看護師が行う業務を医師が担っているケースもあります。そこで看護師に求められるのは、患者のQOLの向上と治験や臨床試験に関する業務にスキルです。また、患者の家族へのケア、医師や医療スタッフと連携するスキルも大切でしょう。看護師は、高度先進医療に携わることで、専門性の高い知識が身につきます。さまざまな研修や勉強会などに参加する機会が開かれ、看護師としてよりスキルアップできるメリットがあります。キャリア形成にとっても、メリットしかないでしょう。看護師としてキャリアアップしたいと考えているなら、高度先進医療を実施している特定機能病院へ転職すると良いです。